人生を彩るご縁をつなぐ

NEW POST

各ジャンルのプロフェッショナルが更新した最新記事です。

家事・お片付け

年間100冊本を読む整理収納アドバイザー、畠山彩です

はじめまして、秋田出身秋田在住、2児の母の畠山彩です。

私を説明する要素は、大きく分けて3つ。

  1. 整理収納アドバイザーとしてのわたし
  2. 絵本講師としてのわたし
  3. お母さんとしてのわたし

「お母さんとしてのわたし」は、私のベースになっていて、他の2つの側面にも大きな影響を与えています。
今回は1.整理収納アドバイザーとしてのわたしについてお話させてください。

自宅キッチン

汚部屋時代

私は今でこそお片づけのプロですが、もともと片付けが苦手で、いわゆる汚部屋に住んでいました
私の両親は、2人ともA型。
A型の見本のように几帳面で、モノの管理能力がものすごく高い人たちです。(ちなみに私も生粋のA型ですが‥人から血液型を当てられたことはほとんどありません。)

特に父は、乱れた環境が落ち着かないタイプ。
私は高校を卒業して家を出るまで、両親が我慢できなくなるまで散らかしっぱなし、小言を言われながら結局親に片付けてもらっていました。
それだけでもかなり残念な人なんですが、更に残念なのは「片付けなんてやろうと思えばできる」と思ってしまったことでした。

大学進学と同時に県外で一人暮らしを始めることになった私。
かわいいお部屋にするんだ〜♡なんて、雑貨を買い込んだりしてわくわくしながら始まった新生活でしたが…GWにはすでに汚部屋と化していました。

自分の部屋を見たくない私は、友達の部屋に入り浸りました。そこで気付きます。

どうしてこんなにシンクをピカピカに保っていられるの?
どうして服が収納に収まっているの?
片付けなんて誰でもできることなのに、私はできない。

両親に言われ続けたある言葉が頭をぐるぐる回りました。

”だらしない

ああ、私はだらしないんだ。だめなひとなんだ。だからできないんだ。


そう思った私がどうしたか。

見ないふりをすることに決めました。

自分の部屋に帰るたび、私は、マイナスな気持ちをむりやり心の底の方に押しやって、「今楽しいし!」という気持ちで蓋をしました。

でもそのマイナスな気持ちはどんどん積もって、私の胸の中では立派な劣等感が育ちました。

汚部屋時代の写真

ネガティブお母ちゃん時代

さて、月日は流れ、その劣等感を抱えたままお母さんになった私。
こんなだらしないだめ人間が、子供を育てるなんてできるのか?
というネガティブな気持ちが根底にあって、母になれた喜び以上に、不安の方が大きかったように思います。

でも、その頃は会社勤めをしていたので、仕事に打ち込むことで「家事は苦手だけど、仕事は頑張ってる」と、どこか自分を認めてあげられていたんです(この考え方自体、片付けによって変わった部分でもあるのですが、その話はまた今度)。

片付けに全面的に向き合うことになったのは、下の子出産のため専業主婦になってからです。今まで仕事を理由に目をそらし続けてきた、母としての自分
モノに溢れた部屋の中で、私って、一体何の役に立ってるんだろう。私が子どもたちに誇れることってなんだろう。というモヤモヤした気持ちがどんどん膨れ上がっていきました。

私って、何もいいところがない…。自己肯定感どん底です。
家ではいつもイライラ、夫に「いいよね!自由に生活できて!」なんて当たり散らす始末。

借家の一室が物置と化し、子供部屋と称した部屋が物置になりかけた頃、マイホームが完成しました。
そんな時、整理収納アドバイザーという資格を知って、片づけのやり方を学んだんです。

汚部屋出身だからこそ伝えられること

整理収納のノウハウを学んで、「やり方を知らなかっただけだった!自分の人格を否定する必要はなかった!」そう思えた時の衝撃は、今でも忘れられません。
でももちろん、突然変わることなんてできません。
元々ネガティブ思考な私は、資格勉強中にも迷走を始めるのですが‥それについては追々お話できればと思います。

兎にも角にも、こんな経緯で私は整理収納アドバイザーになり、これまでに200人以上の方からご相談をお受けしたり、お片付けサポートに伺ったりさせて頂きました。
ずっと変わらない想いは「もっと片付けなきゃ」はもうお腹いっぱいだということ。

SNSや情報サイトを見れば、丁寧な暮らし、ホテルライクなお部屋、充実した休日が溢れています。
仕事に家事に育児に追われまくっていっぱいいっぱいなのに、「みんなはちゃんとしてるよ!」「もっとがんばれ!」って追い立てられてるような気持ちになること…ないですか?(私はありまくりでした!)

汚部屋でコンプレックスを育んだからこそ(その上、資格勉強中も迷走したからこそ)言いたいこと。
片付いてなくても、だめなんかじゃない。焦らなくていい。頑張らなくていい。


お片付けには正解がありません。
モノの量も、
要る・要らないの判断基準も、
収納の大きさも、
家族構成も、
性格も、
生活パターンも、
ひとりひとり違います。

そして、「どこまで片付いていれば合格か」なんていうラインもありません。
お片付けは「自分らしい暮らし」「自分にとっての心地よさ」を知ることだと、私は思います。

私と話したり、一緒にお片付けをしてるうちに「頑張らなくても大丈夫かも」って思ってくれたら、こんなに嬉しいことはないです。


私は、今でも自分のこと、だめなやつだなあって思います。

面倒くさがりでおっちょこちょいで、毎日失敗ばかりしています。
そんな私でも、自分に「大丈夫」って言えるのは、お片付けのおかげです。

お片付けのチカラを、これから少しずつ、お伝えしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

▼▼こんなお仕事しています▼▼
ホームページ【motto】

  • 記事を書いた専門家
  • 専門家の新着記事
彩

ライター/整理収納/読書

【お片付け】整理収納アドバイザーとして講座、講演、お片づけサポート等で活動中。 第二子出産後に一念発起して片付けのプロになった、元汚部屋住人。【読書】楽ちんな暮らしで、年間100冊本を読むおうち時間を実践中。絵本講師として、読み聞かせ講座も行っています。本好きな子どもに育てるには、ママも本を楽しもう!チャイルドコーチングの資格も保有。【ライター】秋田のステキな人やお店をweb媒体でご紹介!

  1. 【会いたい人に会いに行くシリーズ】「7COLORS*」横山まゆこさん

  2. 本に救われ続けた子育て、そして絵本講師に

  3. 年間100冊本を読む整理収納アドバイザー、畠山彩です

PAGE TOP