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ヨガ・性教育

ヨガ通信Vol.19『アーユルヴェーダ流・夏の過ごし方』2023年7月号

こんにちは!
秋田に惚れたヨガ講師、鍵谷美波です。

7月の秋田県における豪雨災害で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

すっかり久しぶりの更新になってしまいました。
ヨガ通信7月号をお送りします!

食欲の低下や体のだるさ、疲れが取れない、
よく眠れない、などの夏バテ症状。

その原因は体が暑さに慣れていないことや、
体内の水分・ミネラルが失われる
脱水によるものなど様々です。

特に現代では、
暑い屋外と冷房の効いた屋内を行き来することで、
自律神経がとても乱れやすい環境にあり、
夏の体調管理には一層注意が必要といえます。

−夏に弱りやすい「消化力」は健康の要!

ということで、夏本番に向けて
「バテない体づくり」をしていきたいところ!

特に暑くなると、
氷の入った冷たい飲み物をゴクゴク飲んだり、

さっぱりと冷たい物を食べたくなりがちですが、

これらは摂りすぎると内臓を冷やし
「消化力」を下げてしまいます。

アーユルヴェーダでこの消化力は
“アグニ”と呼ばれ、
すべての生命活動の“要”であると考えられています。

アグニは、食べたものを消化・吸収したり、
不要な物を体の外に排出する力はもちろん、

感情や考えを消化したり、
外から受け取る様々な情報を消化する力でもあります。

日々の生活で食べたものや、
感情、考えが上手く消化できなくなると
体の中に“アーマ”と呼ばれる毒素(老廃物や未消化物)が溜まり、

エネルギーの流れが悪くなり、
様々な不調や病気に繋がると考えられているんです。

感情や考えなど、
心の消化力まで体の不調に繋がるなんて、

私達に身近な西洋医学では
なかなか馴染みのない考え方ですよね。

アグニは“火”に例えられ、
強すぎず弱すぎないのが良いといわれています。

アーユルヴェーダでは、
アグニを活性化し維持するために、
その人の体調や季節に合わせた生活習慣が勧められているんです。

アーユルヴェーダ流・夏の養生

食事編

夏は1年のうちで
最も消化力が低下しやすい季節。

水分の多い夏の野菜や果物
−例えばキュウリや梨、スイカや桃は
ビタミンやミネラルも摂れるほか、
体を適度にクールダウンしてくれます。

また旬の野菜をたっぷり入れた味噌汁は、
夏でも食事に取り入れやすく、
内臓を温めてくれるので、
冷たい物を摂りすぎているかも…?
と思った時におすすめです。

温活編

二の腕やふくらはぎなど体の露出したところ、
足先などが冷たければ身体が冷えている証拠。

夏もブランケットやカーディガンがあると、
冷房の効いた屋内で過ごす時も安心です。

また、朝一番に白湯を飲むと
消化力も上がり内臓を程よく温めてくれます。

夏に体の冷えを感じたら、
まずは白湯を飲んでみるといいかもしれません。

ヨガ編

夏は熱性や強さをもつ陽、
アーユルヴェーダで言えば火のエネルギーが
ぐっと高まります。

ヨガのポーズは火のエネルギーを沈め、
陰を高めるポーズがおすすめ。

下のポーズは、心にも体にも
落ち着きや穏やかさをもたらしてくれます。

【花輪のポーズ】
膝はつま先と同じ方向へ曲げながら
膝を開いて腰を下ろします。

足首がつらければかかとは浮いてもOK。

下向きのエネルギー(アパーナ)を促進し
足元をどっしりと、
心も落ち着けてくれる陰のポーズ。

【瞑想のポーズ】
楽な姿勢で座って、
ゆったり呼吸を感じる瞑想のポーズ。

目は閉じていても開けていても
どちらでもOKです。

1日1分でもいいので、
思い出した時に続けてみると
少しずつ慣れてきます。

詳しいやり方はここでは割愛しますが…
練習してみたい!という方はぜひ一緒にやりましょう😊

【鋤(すき)のポーズ】
仰向けになって足を挙げ
お尻を持ち上げながら
つま先を頭の向こうの床方向へ。

下垂した内臓を正しい位置に戻して
内臓の働きを良くしてくれるポーズ。

【ワニのねじりのポーズ】
仰向けになって片膝を曲げたら
腰から反対側へねじります。

腰回りが苦しくねじりにくければ
おしりの位置を調整してみて。

背骨をねじることで自律神経を整えます。

今月のちょこっとコラム

2023年もあっという間に半年が過ぎました。

この春は気が向いたら車を走らせて
綺麗な景色を見に行けたことがいい思い出。

改めて、秋田にはまだまだ知らない
美しい景色がたくさんあるなぁと実感しています。

6月末には初めての秋田駒ヶ岳登山へ。

ずっと憧れていたムーミン谷で
チングルマの群生を見ることができました!

青空とお花畑のコラボレーションはお預けでしたが、
山の上で食べるカップラーメンの味も格別。

また何度でも登りたいと思える最高の山でした。

その日の夜から筋肉痛になり、3日間ほど続きました…笑

いかがでしたか?
8月のヨガ通信もお楽しみに!

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鍵谷美波|秋田に惚れたヨガ講師

鍵谷美波|秋田に惚れたヨガ講師

ヨガ講師/セルフケアアドバイザー

北海道函館市出身。大学入学をきっかけに秋田へ移住。黄金の田んぼや昔ながらの文化、何より秋田の美味しいもの!に惚れ込む。在学中、なんとなく受けたヨガのレッスンで「アンバンランスさも楽しんで」という講師の言葉に救われ、その一言で講師を志す。いつも"誰かのため"に頑張る人の【自分のため】を後押ししたい一心で、秋田各地・オンラインでヨガレッスンを開講。食べることと自然が大好き。人生最後の日は、あきたこまちと唐揚げが食べたいです。

  1. ヨガ通信Vol.21『アーユルヴェーダ流・秋の養生』2023年9月号

  2. ヨガ通信Vol.20『熱中症を正しく理解しよう!』2023年8月号 

  3. ヨガ通信Vol.19『アーユルヴェーダ流・夏の過ごし方』2023年7月号

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